New Shimadzu China Headquater (2017)
Category / Interior Design
Interior Designer / CDnA Associates Lim Chan, Cecilia Jiang, Zola Xie
Visual Designer / Kosuke Shimizu
Design Director, Project Manager / Kosuke Shimizu
Scale / 10000㎡+ (5 floors)
Client / Shimadzu (China) Co.,Ltd.
Period / 2016-2017
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島津中国支社上海ヘッドクォーターが拡大移転するにあたり、新オフィスのインテリアのデザイン監修とプロジェクトマネジメントを行った。ブランドステートメント"Excellence in Science"を体現し、オフィスの利用者となる顧客・自社スタッフ・取引先スタッフそれぞれが島津のブランドを体感できる空間づくりを目指した。
課題
自社スタッフについては、移転にあたり通勤時間が増加するスタッフが多く引越しに伴う離職の増加が懸念された。そのためそれ以上のベネフィットをオフィス空間デザインを通じてアピールすることが求められた。
一方で、ラボ利用やトレーニングで来社する顧客に対しては、一連の体験を通じて島津ブランドに対するロイヤリティを高めることが求められた。
提案
"Excellence in Science"を感じる空間
訪れた人が島津らしさを体感できる場とするため、ブランドステートメントから"High Tech" "Health" "Innovative"をキーワードとして設定、それに基づきコンペティションを実施し、デザインをつくりあげていった。
スタッフの生産性をあげる様々な工夫
ハード面では各フロアにオープンスペース、電話ブース、浄水機能付給湯機を備えた休憩スペース、シャワールーム等、ソフト面ではメール連動の来客管理システム、会議室予約システムなどを新設し、スタッフの生産性と健康を向上するようなオフィスを実現した。
社内SNSを活用したプロセス共有
デザインの過程を社内SNSでスタッフと共有、コンペ案への投票等ができる参加型のプロジェクトとした。また、新事務所に対するトップとスタッフのメッセージをインタビューした映像を作成して移転式典にて発表、今回の新オフィスが島津中国の次なる飛躍の舞台となることを伝えた。
結果
懸念していた離職の急増もなく、スタッフ・顧客・取引先からの評価の高いオフィスとなった。
現在、中国に13ヶ所ある分公司のオフィスの中で移転予定があるものがいくつかあり、上海HQを雛形としたデザインを展開することで計画を進めている。すでに第1号の西安オフィス移転プロジェクトが始動しており、2018年春に竣工予定。
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