China Mass Spectrometry Center (2015)
Category / Interior Design
Designer / Naoki Sawada (KOKUYO Corp.), Kosuke Shimizu
Director, Project Manager / Kosuke Shimizu
Client / Shimadzu (China) Co.,Ltd.
Period / 2014-2015
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Mass Spectrometry can be applied in diverse areas such as medicine, food-safety and environmental protection. We are honored to introduce the World's first collaborative MS lab here in China. By making the most of round shape of the original building, we wanted to express the concept of “Incubator of Technologies,” expecting this lab will grow into a central hub of innovation.
Some highlights of this lab are glass walls surrounding the lab, by which visitors can take an overall view of the space and the distinguishing central pillar that is not only linking the gas pipes connected to the instruments but also serves as an area for presentation. Its color scheme is in harmony with our product design, and black circle in the ceiling and white lab benches stretching out to four directions are symbolic of our brand logo.
島津製作所が中国・北京に設立した世界初の質量分析(MS)技術専門イノベーションセンター「中国MSセンター」のインテリアデザイン。元々のビルの円形形状を生かし、ラボをグラスウォールで取り囲んだ「テクノロジーの孵化器」をイメージしたデザインを実施した。
課題
最先端分析装置を揃えたイノベーションセンターを中国に開設するにあたり、「トップの研究者との共同実験プロジェクトのハブ」となりつつ、同時に「装置購入を検討するユーザーが訪れるショウルームの機能を果たす」、結果的に中国でのMSメーカーとしてのブランド地位を確立することが求められた。
提案
"SHOW LAB"というコンセプト
実験室とショウルームの役割を同時に果たす“SHOW LAB”というコンセプトを設定し、それに基づいてガラスウォールに囲まれたラボのデザインを行った。訪れたユーザーははじめガラス越しにラボの全景を見渡し、螺旋状のスロープをおりてラボ内部に至る。
SHIMADZUブランドを体現する空間
ガラスやコンクリート、ステンレス、鉄等の本物の素材を用い、"Genuine" "Accurate" "Hi-End"を体感できる空間を構築。カラーリングは置かれる装置との相性を考慮し、島津製品標準色の中から複数トーンのグレーを選択した。天井及び実験台の配置は島津のブランドロゴ「丸に十字」を暗示している。
プロモーションの提案
施設のデザインに加え、現場で流す映像、ポスター等PR素材のデザインを一緒に実施。ハード面とソフト面から参観や共同研究に訪れるユーザーの体験を考慮した。
結果
2015年10月の開所後、2年間で2000人あまりのユーザーが見学に訪れた。また、その間中国市場に置けるMS製品の売上も大きく増加し、2017年4−9月期売上は初めて本国日本市場を超えた。また、インテリアデザイン自体も高く評価されており、2017年度のiF Design Awardを受賞した。
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